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美味しい!犬の手作りごはんレシピ

美味しい!犬の手作りごはんレシピ
近頃ワンちゃんのごはんを市販のペットフードではなくご自分で調理される飼い主さんが増えています。いつもと違う美味しい噛みごたえや歯触りにワンちゃんも満足、少しの手間ですがその分愛着がわきますし、ワンちゃんとの絆も深まり、材料を選べば健康もUPします。
今日はワンちゃんのご飯を手作りしてみませんか。
犬の味覚
犬には味がわかるのでしょうか。
様々な味や食感のペットフードが巷にあふれる中、実際のところ犬は味を区別することはできるのでしょうか。
人間の体には味を感じる「味蕾(みらい)」というものが約一万個あり様々な味を感じ判別することが可能です。
対して犬の味蕾は2千個。人間の5分の一程度ではありますが、味覚はあり、区別することはできるのです。
犬が感じることのできる味覚は「甘味」「苦味」「酸味」「旨味(肉の味)」「塩味(辛味)」の5種類。
特に甘味と酸味に特化しています。
果物やサツマイモなどが好きなワンちゃんが多いのは甘味に特化しているからです。
また酸味に敏感なのは自然界では酸っぱい味=腐っているという判断から特化したといわれています。
とはいっても犬は丸飲みで食べ物を咀嚼し、味蕾の数からもわかるように些細な味の違いは判断できない為、ペットフードなどにおける「チキン味」「ビーフ味」等は同じ「肉っぽい味」として感じるのです。
余談ですが猫は甘味を感じることができません。
ペットフードの罠
2007年のペットフード大量リコール事件や中国産のペットフードを食べてペットが死亡した事件は記憶に新しく、安価でペットフードを大量購入できる昨今においての問題の一つとなっています。
今あなたがワンちゃんに与えているドッグフードのパッケージに黄色いびっくりマークとともに「この商品はペット用です」「人間が食べるのはご遠慮下さい」等と表記されていたら少し考えてみてください。
「人間が食べるのをご遠慮しなければいけないような食品」をワンちゃんに与えているのです。
今、市場に出回っているドッグフードの全てが害とは言いませんし、良質なものや栄養価の高いものもたくさんありますが、一方、毒性の高い除草剤や枯葉剤を使用した野菜や、添加物や着色料、3Dミート(Dead…死んだ家畜の肉、 Diseased…病気の家畜、Disabled…負傷した家畜の肉)等々…耳を疑い、目を覆いたくなるような材料を使用したドッグフードも普通に出回っているということを理解する必要があります。
知らなかった!当然です。
なぜなら輸入品に関して原材料に牛肉、鶏肉などと書く必要はあってもその肉がどのような過程で生産されたものであるかは明記する必要がないのです。
手作りドッグフード
上記の理由もあり、昨今では、安いけれどなんだかよくわからない材料のドッグフードを、不安を抱えたまま与えるより、原材料の時点からはっきりとした食品や自分を含め家族が口にするものと同じ材料を使用した手作りのドッグフードを作る飼い主が増えています。
晩御飯の際に使用する材料を少しよけておいてついでに作ってしまえば手間もかかりませんし、ワンちゃんとの絆も深まりますよね。
何を食べさせるのが適しているか、また、何を食べさせてはいけないかをきちんと理解して美味しくて栄養満点愛情たっぷりなオリジナルドッグフードを作りましょう!
食べさせて良いもの・おすすめのもの
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◆野菜(ネギ類以外) ビタミンや食物繊維を多く含みます。 生野菜は苦手な犬が多いので、ゆでたりふかしたりして煮汁も一緒に与えると栄養分を逃すことがありません。噛み応えのある大きさに切り与えてください。 |
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◆芋類 でんぷん質や食物繊維を多く含みます。 ゆでたり、ふかして与えましょう。 繊維質が多いため、便秘気味の時に与えるのも効果的です。 甘味を含むため特にさつま芋を好む犬は多いです。 |
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◆豆腐 タンパク質を多く含みます。植物性でカロリーも控えめなところも○。 豆類の好きな犬は意外と多く、つぶしてご飯に混ぜてください。 ただし、ナッツや形状のはっきりした固い豆は消化が困難ですので与えてはいけません。 |
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◆肉類 タンパク質を多く含みます。 本来犬は肉食の動物なので小さく刻まずとも肉類の消化は得意ですが、ご飯の中から肉だけをえらんで他を残すようであれば細かく刻んで与えてください。 また、魚類(イカ、タコ、貝類を除く)も問題なく与えて良いですが、骨や内臓を除いてから与えること。 青魚はアレルギーを起こす犬もいるので注意です。 |
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◆煮干し カルシウムやビタミンDが豊富。 味のついていないものか、ペット用のものを与えてください。 粉末状にして混ぜるのも○。 |
食べさせてはいけないもの
食べさせないように気を付けていてもお菓子等は飼い主以外が飼い主の見ていないところで与えてしまう危険があります。 一回でも食べたら即死というわけではありません(ものによります。大量のたまねぎを食べた場合などその限りではありません)が小型犬の場合体にかかる負担も段違いですので注意が必要です。
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◆ネギ類 最も危険な食品であり、愛犬家には有名ですが、タマネギ、長ネギ、ニラ、ニンニク、エシャロット、ラッキョウなどのゆり科植物は犬の赤血球を破壊するため、溶血性貧血、ハインツ小体性貧血を起こします。 量によっては死に至る事もあるので、特に小型犬は注意が必要。 玉葱を煮込んだスープやすき焼きの残り汁など、エキスが出ているものも危険です。 |
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◆チョコレート カカオの成分に犬の中枢神経を刺激する毒素(デオブロミン)を含みます。 カカオ度数の高いものほど危険です。 |
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◆コーヒー、紅茶 コーヒーや紅茶などに含まれているカフェインには興奮作用があります。 犬はカフェインを分解することができません。 緑茶やコーラも厳禁です。 |
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◆お菓子 スナック菓子や甘いクリーム、ケーキ類等は油分や糖分をとりすぎ、肥満につながります。 また、ガム等に含まれるキシリトールには犬に対して有害物質が含まれ、小型犬の場合2、3枚でも致命傷になり得るため、絶対に与えないでください。 |
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◆鶏肉の骨 イラストや漫画などの影響で犬は骨が大好きなように思い与えてしまいがちですが、鶏肉の骨は縦に鋭くとがって割れるため喉や消化器官を傷つけることがあります。 |
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◆スパイス類や味付けの濃いもの 人間は美味しいと思っても、犬にとっては刺激が強すぎます。 基本的に犬の食事は薄味が鉄則。 塩分や香辛料の取りすぎは肝臓を傷める場合があります。 |
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◆熱いもの 犬は「猫舌」。犬だけど、猫舌です。 自然界にアツアツの食べ物がないように、犬は熱いものを食べると火傷してしまいます。 ドッグフードはできたてアツアツではなくある程度冷めてから与えてください。 目安は犬の体温より少し冷たいぐらいです。 |